中性脂肪減らす ために守りたいことを紹介します。中性脂肪を減らすためには以下の7つの項目をしっかり実践することで数値は下がります。中性脂肪を減らし、高トリグリセライド血症を予防するには、日常生活でのエネルギーの収支を考えることが大切です。食べ過ぎをあらため、適度に体を動かすことがポイントです。次に挙げる項目を守って、中性脂肪を減らしましょう。
中性脂肪減らす ために守りたいこと 7つのこと
- エネルギーの摂取量を抑える
- 糖分の摂りすぎに注意する
- 脂肪分の多い食品を摂らない
- アルコールを大量に飲まない
- 適度な運動を毎日おこなう
- ストレスをためない、たまったら発散させる
- 禁煙する、できない場合は節煙する
エネルギー摂取量を抑える
高脂血症(脂質異常症)にならないためには、食べ過ぎないようにして、脂肪の量と質を考えた食事をします。そして、一日を通しての食事全体のエネルギー量のコントロールを心がけます。このように、まずは体内で合成されるコレステロールや中性脂肪の量を減らすことが大切になります。また、食物繊維をたくさん摂取することや、βカロテン、ビタミンEをしっかり摂取することも大切です。
ついつい食べてしまう間食や夜遅くにとる夜食を控え、体に入るエネルギー量を抑えることが、何よりも大事です。
糖分の摂りすぎに注意する
甘いものが大好き、という人はたくさんいるでしょう。甘い食品には糖分(糖質)が多く含まれています。摂取した糖質はエネルギーとなるのですが、余分な糖質は中性脂肪として蓄積されていきます。そして、これらの蓄積された中性脂肪が高脂血症(脂質異常症)となるのです。
ただ、糖分(糖質)というのは、砂糖などの甘いものだけに含まれているのではなく、お米やパン、パスタといった炭水化物、果物にも含まれているし、いも類に含まれるでんぷんも糖質のもととなるので、注意しましょう。
脂肪分の多い食品を摂らない
カロリーの高い、脂っこい食事をいつもとっていると、コレステロールと中性脂肪の摂りすぎとなり、これが肥満に直結します。そして、動脈硬化や高脂血症(脂質異常症)につながるのです。
バターやマヨネーズ、生クリーム、肉の脂身などはどれもエネルギー量の高い食品で、コレステロールや飽和脂肪酸が多く含まれています。こういった食品をたくさん使っている食事を摂らないこと、または減らすことが、カロリーを減らすことになります。
アルコールを大量に飲まない
アルコールは、飲む量によって薬にも毒にもなります。昔から『酒は百薬の長』といわれるように、少量であれば、ストレス解消や疲労回復、善玉コレステロールの増加など、心身に良い効果をもたらしてくれます。しかし、飲み過ぎると血液中の中性脂肪を増やします。
適度な運動を毎日おこなう
適度に体を動かすことは、余分なカロリーを消費するための良い方法です。運動をすると血行が良くなり、代謝も活発になります。それに、心肺機能が鍛えられて、胃腸の機能が高まります。さらに、ストレス解消など精神面への良い効果もあります。
運動するときに大切で効果が期待できるのは、継続することです。ただし、肥満や動脈硬化がある人は、医師に相談してから始めるのがよいでしょう。
ストレスをためない、たまったら発散させる
ストレスがかかると血清コレステロールの値は変動します。ストレスで緊張や興奮をすると、血中コレステロールが増えるだけでなく、心臓が送り出す血液量が増し、血液中の中性脂肪量も増えてしまいます。ですから、ストレスが多い人や強いストレスがかかった場合には、心筋梗塞や狭心症になる危険性が高くなるのです。
ストレスのない生活をおくるのは難しいですが、大切なのはためないことです。歌を歌う、スポーツをする、買い物をするなど、気持ちをスッキリさせる方法は人それぞれですが、ストレスがたまってしまったら発散させましょう。
禁煙する、できない場合は節煙する
タバコを吸うと気分転換になる、気分が落ち着く、などの理由でついつい吸ってしまう、やめたくてもやめられない、という人もいるでしょう。しかし、タバコは体の健康にとって、ひとつも良いことはありません。それどころか、動脈硬化や心臓病などの危険因子です。禁煙できないという人は、せめて節煙を心がけましょう。