できない運動量 を目標にしない 1日1万歩、連続30分などにこだわらないことです。運動は1回にある程度の時間連続して、できれば毎日行うほうが療法としての効果が上がるのは確かです。しかし、慣れるまでの最初のうちは時間や頻度にこだわらなくてかまいません。
できない運動量 体調に応じて運動を休んだり運動時間を短縮することも必要
運動は1回にある程度の時間連続して、できれば毎日行うほうが療法としての効果が上がるのは確かです。しかし、慣れるまでの最初のうちは時間や頻度にこだわらなくてかまいません。
「1分でも長く、できるだけ日にちの間隔をあけないで」を当座の目標に、まずは実践してみること。いきなりの大きなノルマは、体に負担もかかりますし、中断の原因にもなりやすいものです。
そして、運動療法が軌道に乗ってからも、無理は禁物です。体調があまりよくないときにもかかわらず、「短時間では効果がないから」「もう少しがんばらなければ1万歩が達成できないから」「毎日しなければならないから」などという義務感も関心できません。
運動療法の意義は長い目で見てこそ発揮されるものです。一時の無理を通して逆に健康を損なう結果になってしまったのでは、本末転倒といえます。
風邪気味のとき、寝不足気味で体調が悪いときなどは、日課にしている運動をパスする勇気も必要です。運動のしかたによっては、疲労物質が蓄積し、翌日に疲れが残ってしまうことがあります。このようなときは、パスしないまでも、運動時間を短縮するようにしましょう。
脱水による尿酸値上昇を防ぐため運動中はこまめに水分補給を
臨機応変な対応は、運動中に疲労や異変を感じたら中断するなど、運動を始めてからも必要です。また、戸外での運動を習慣にして汗をたっぷりかくと脱水になる可能性もあります。
そんなときは屋内の運動に変えるなど、場合によっては運動内容を変えたほうがよいこともあります。運動中のアクシデントを避けるためのポイントとしては、特に尿酸値の高い人では、運動中の水分補給を心がけるということが非常に大切です。
運動で汗をたくさんかいて脱水になると、腎臓から尿酸が排出されにくくなり、尿酸値が上昇する原因になるからです。
水分を多めにとると、体内で生成された尿酸が尿中に溶けて排出されやすくなり、尿酸量を一定に保つことができます。なお、水分を取るときは、一度にたくさん飲むより、少量ずつ何回かに分けて飲んだほうが効果的です。ウォーキングを行うときなどは、なるべくペットボトルの水を携帯し、途中で水分を補給するようにしましょう。
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運動を行うときの注意
- 過激な運動は避ける
- 危険な場所での運動は避ける
- 寒冷や熱暑の中での運動は避ける
- 悪天候時の戸外での運動は避ける
- 体調不良のときは無理に行わない
- 運動前に必ず準備運動を行う
- 運動前、運動中に水分摂取を行う
- 運動後のクールダウンを行う
- 異変を感じたらすぐに受診する
医師に相談してから行う人
運動をするということは、体全体にふだんとは違う大きな負荷をかけるということです。不用意に運動を始めると、人によっては運動中に救急車騒ぎともなりかねません。
一般の人が早足で歩く程度なら特に問題ないと思われますが、次のような人はどんなに軽い運動でも事前に医師に相談し、アドバイスを受けるようにしてください。また、このような人が運動をする場合は、運動中の不測の事態を避けるために、できるだけ家族や友と行うようにするとよいでしょう
高齢者など極端に運動不足の人
尿酸値が異常に高い人
狭心症、心筋梗塞、心不全など心臓疾患がある人
脳梗塞、脳出血などがある人
治療が必要な高血圧症のある人(少しの運動でも血圧が急上昇することがある人)
肺に疾患がある人
眼底出血がある人